音声認識アプリについて
認識率はかなりアップ! 誤認識に注意しつつ便利に使いましょう
大勢の人がインターネットで音声認識を使う時代が来て、数年が経ちました。また、使用者が少なかった女性の声なども機械学習が進んだのか、かなりの認識率になってきました。
要約筆記や手話がつかないイベントなどで音声認識アプリを利用したい場合は、主催者に必ず許可をとってくださいね。講師マイクの音をラインでもらえると、認識率は格段にあがります。周辺雑音の軽減や、マイクの利用、単語登録などを行えば、かなりの精度で認識してくれます。
漢字の使用レベルが選べたり、多言語対応しているアプリもあります。
もちろん、誤認識も含まれます。特に、周辺雑音が多いところ、ネットが不安定な場所では、正しい認識にはなりません。また、途中で言いよどんだり、止まってしまったりすると、誤変換率は上がるようです。頭の中で話すべき一文を組み立てて、一気に言うのが、正しい変換につながるように感じます。
ほとんどの音声が文字として出てくるので、残存聴力との差異も少なく、安心して利用できる人もいると思います。また、意思疎通支援制度で使えない場面もまだまだ多いので、その意味で大変有効だと思います。
災害時にも、ネット回線と電源が確保できたら、ラジオの災害放送をライン入力して認識させるとよいそうです。筆談アプリや、補聴アプリもあります。スマートフォンの普及で、ますます便利になってきました。工夫しながら、生活の中に、ぜひ取り入れてみてくださいね。
長時間、大量の文字を読み続けることがつらいとき、また、セキュリティや機器への影響が懸念される場合等でインターネットが使えないときもあります。聴覚の手帳を持っている方は、ぜひ一度、要約筆記派遣を使ってみてください。